中小企業は今後どうすればいいのでしょうか

Pocket

10623059_1714514122115520_4976058737559665628_n


景気は思う程にはよくならないというのが山口先生のお話でした。そもそも、なぜ、今みなさんがよくなるのではないかと期待をしてしまうのかと言えば、それは株価が上がっているところが大きいのではないか。
しかし、この株価は、当初の異次元金融緩和により、それまでの不景気が長かった日本の空気を変えて、もしかしたら今後よくなるのではないかという期待に 変えました。さらに日本企業の足かせとなっていた円高を是正し、これにより輸出企業の業績が良くなる、それがまた株価にも影響をするという一定の好循環を 作り出しました。

そして今年に入り株価が2万円を超える局面が出てきました。去年の3月決算の大企業の経常利益は過去最大を計上するなど、景気はいいのではないかと期待できそうな情報があふれています。
しかし、これは完成相場の面が強く、平成26年10月にGPIFが株への投資を15%から25%に引き上げてから、平成27年7月にはすでに25%近くまで買い増しをしています。
また、平成27年11月に日本郵政の上場の際には日銀が購入しています。このため、株価だけは引き上げられており、なんとなく景気がいいのではないかという雰囲気を保っている状況です。

もちろん、大企業は実際に利益を出しており、特に輸出企業を中心に景気が上向いている状況ではありますが、にもかかわらず、中小企業の現場で景気のいい話 というのはあまり出てきません。これはいったいどうしたことなのでしょう。このメディアの情報との違和感、それがあまり報じられていないようです。

この実態は、当初言われていたトリクルダウンが実際には出来ていないということです。大企業が過去最高益を計上しているにもかかわらず、それが中小企業までは回ってきていません。
大企業の業績は主に円安にやる効果が大きいのですが、確かに、過度であった円高の是正はアベノミクスの大きな成果で、これにより業績が上がったといえま す。しかし、それまで円高の期間が長かったため、こうした外部環境に対応するために企業は生産拠点をすでに海外に移転しており、急に円安になったにもかか わらず、当初の予定ほど輸出が増えませんでした。
また、大企業の輸出が円安により価格を下げて輸出量を増やすという方向にはいかず、価格を固定して、円安による効果で利益を出している傾向があります。 この場合、輸出量は増えませんので、日本の下請け企業の仕事量は増えず、結果、中小企業まで仕事が増えてこないという状況にあります。
このため、当初言われていたトリクルダウンという利益が下にしたたり落ちてくるようなことはおこらず、中小企業にとっては依然、景気の上向きを感じることができない状況にあります。

それでは中小企業は今後どうすればいいのでしょうか・・・。つづく

越谷市の税理士事務所 鴫村税務会計事務所

人気のWebコンテンツはこちらです

お気軽にお問い合わせください