「うちは赤字だから、株価の心配はないだろう」と油断している企業も多いと思います。
実際に問い合わせ頂いた企業の例です。
その会社は100年以上の歴史がありますが、ここ数年は赤字続きです。
社長は役員報酬を取らずに、何とか会社を支えてきました。
ところが、保有する店舗や工場などの不動産の価値が、購入時よりも大幅に上がっていたのです。会社にはお金はほとんどない状態にも関わらず、土地の含み益が自社株の評価を押し上げていました。
このように、赤字企業でも株価が上がってしまう場合があるので、工場など古い資産をお持ちの場合は、注意しなければなりません。
赤字だから大丈夫というのは間違いです。
安易に大丈夫と決めつけるのではなく、まずは現状分析をすることこそ最も重要なことです。
大丈夫と決めるのは、その後からで遅くはありません。